青海波の文様は波のうねりを表す半円が重なり
合って扇形になっています。「扇」というのは
末広がりの形から「寿恵廣(すえひろ)」と
呼ばれ、縁起物とされています。
美濃焼(岐阜県)
青海波文様と心太が重なりあって波打つ。
うつわの中の小宇宙を目で楽しみ
寿恵廣にあやかって縁起を担ぎながら
召し上がる心太も、格別。
沖縄の再生ガラスを使ったお皿。
吹きガラス独特の、味のある形状や食器本来の
温もり、使いやすさ。寒天の色や透明感を
も素直に導いてくれる、優れたお皿に出会えた。
風鈴の音が聞こえてきそうな、
清涼感あふれるうつわで楽しむ豆寒天。
程よく冷やしてお召し上がり下さい。
織部焼といえば、緑の深い陶器の他に
作家の斬新な発想でつくられたものなど
種類も豊富です。素朴で手にした時に、
どこか懐かしい温もりを感じるうつわ。
透明な寒天と抹茶の緑がよく映える、
両手にちょうど収まるうつわです。
抹茶の色は、日本の伝統的な緑色です。
淡く、深く、清楚で上品な緑。
そんな緑を存分に楽しめそうな
世界にひつだけの「うつわ」を
探してみました。
有田の創作陶器で、少し洋風に
盛りつけるのも楽しいものです。
日本的な彩色と少し未来的なフォルムの
うつわで、クールジャパンな和のおもてなしを。
底の深い和食器に入れたあんみつの主役は、
堂々とそびえる餡玉と脇を固める具材たち。
控えめな寒天をどうにかしたいという思いで
平皿に盛りつけてみる。そして、寒天に到達
した蜜をしっかり見届けたあとスプーンをか
ざす。ささやかな至福の時は、ちょっとした
工夫で手に入るものです。
サイコロ状の寒天と、くるくる渦巻き
が相まって寒天デザートがとっても
艶やかで洋風に。和食器にないポップさ
がパーティーなどの席でも活躍しそうです。
うつわを使い分ける引き出しを増やし、
さらに楽しく食事の席を演出してみては
いかがでしょうか。